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「携帯電話」最新記事一覧

ソフトバンクに乗り換えない理由

上半期の一人勝ちに加え、「iPhone 3G」の大ヒットで下期もユーザー増加が期待できるソフトバンクモバイルの孫正義社長(左) 〔AP Photo〕

 ソフトバンクモバイルは今年上半期の携帯電話市場で一人勝ちを収めた。しかも7月には「iPhone(アイフォーン)3G」を投入。一気にシェア地図を塗り替える勢いだ。だが、行列を作ったのは大半が若い層で、40代以上が雪崩を打ってソフトバンクに乗り換えているわけではない。勢いづくソフトバンクに背中を向け、NTTドコモ、au(KDDI)に大人が留まる理由は1つではないようだ。

 契約年数が長いユーザーほど、月額料金の割引率が上限に張り付いているので、携帯電話会社(キャリア)の乗り換えには腰が引ける。今さらゼロに戻って、長期割引の恩恵にあずかれなくなるのは納得できないからだ。手のひらからはみ出すような寸法の携帯電話を使っていた、ドコモの旧「030」番号ユーザーあたりは特に乗り換えに抵抗があるだろう。

 もちろん、ソフトバンクに乗り換えて時が経てば、割引率はアップする。しかし、競争が激しくなり、横並びが進んだ結果、その差は乗り換えを誘うほどではない。

 ドコモの場合、契約期間が5年を超えると、基本使用料が15%自動で割り引かれる。「(新)いちねん割引」を申し込めば、5年目で同18%、11年目からは最大の25%引きが受けられる。

 ソフトバンクはオレンジプラン(1年単位での契約)の場合、1年目から最大15%引きになり、5年目は同19%引き、11年目で最高の25%に達する(キッズ、シニアプランは除く)。キャリアを乗り換える場合、それまで契約していたキャリアとの契約書類を見せれば、過去の年数を引き継ぐこともできる。ドコモで10年以上契約してきた人はその実績を生かせる可能性がある。ただ、昔の契約書類や支払い証明書を残していれば、の話だ。

 もっとも、こうした割引は家族割引との併用や、契約期間、利用スタイルなどによって効果にかなり差が出る。通話主体か、データ通信中心か、通話時間帯・頻度、かける相手などによっても最適プランは異なる。自分の使い方に合ったプランの見定めにくさも乗り換えをおっくうに感じる理由の1つとなっている。

 インターネットコムとgooリサーチが4月に実施した「携帯電話買い替えニーズ定期リサーチ」によれば、何年間連続して契約しているかを尋ねた質問で、最も多かった回答は「5年以上10年未満」(43.8%)だった。つまり、半数近い人が5年超の長期割引の恩恵に浴しているわけだ。2位は「10年以上」(20.1%)と、さらに長く、1、2位の合計は63.9%と、3分の2に迫る。調査対象は全国の10〜50代以上のインターネットユーザーで、ドコモ、au、ソフトバンク、ウィルコムの4社のユーザー実勢比率に即して調査している。

>>次のページでは、[大人にとってのホワイトプランの使い勝手]についてご紹介します

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