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<西郷輝彦>第1回 ジャズ好きだった少年時代
『生き方下手』(KKロングセラーズ刊) |
舞台にバラエティーショーにと多彩な活躍をしている西郷輝彦さんが、初の自伝『生き方下手』(KKロングセラーズ刊)を書いた。10代でスターダムにのし上がって、がむしゃらに生きるしかなかった西郷さんが今、落ち着いて人生を振り返る、考えさせる内容だ。西郷さんにこれまで生き方を語ってもらった。
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東京で暮らしている時間の方がはるかに長いのですが、いまだに時間さえあれば、故郷の鹿児島へ帰りたくなります。生まれた家はもうありません。でも、地元には友達がたくさんいます。そして桜島が、西郷隆盛のようにどっしりと構えて、迎えてくれるのです。
今の僕に一番影響を与えたのは、一番上の兄でした。兄はジャズが好きで、大学生になるとダンスホールでドラムをたたくアルバイトをしていました。兄がレコードで聴かせてくれた、名ジャズドラマーのアート・ブレーキーの「モーニン」や「ブルースマーチ」などのとりこになりました。見よう見まねでドラムを叩くふりをして、レコードに聴き入っていたのです。
その兄は、僕が15歳の時に亡くなりました。そのせいで親からは家業を継ぐように言われましたが、僕は「東京の音楽学校へ行きたい」と言い続けました。商業高校に入学する羽目になってもブラスバンド部へ入り、音楽の世界へ行くチャンスをずっと探していたのです。
野球部の応援で甲子園へ行くことになったとき、「チャンス」とばかりに宿泊所を抜け出して、大阪の難波までジャズの演奏を聴きに行きました。夜遅く宿泊所に戻ると、先生から無断外出をしかられ、殴られました。だけど、ジャズを聴きに行ったということは、最後まで口にしませんでしたね。
| 関連情報 | |
| 舞台公演 三田政吉追善公演「忠臣蔵 −いのち燃ゆるとき−」 | |
| ・作 | 宮川一郎 |
| ・演出 | 石井ふく子 |
| ・出演者 | 西郷輝彦 藤田まこと 松平健 三田佳子(五十音順) |
| ・公演スケジュール | 3月3日(土)〜4月22日(日) 場所 明治座 |
| ・問い合わせ先 | 明治座チケットセンター 03−3660−3900 |





















