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<藤田紘一郎>第4回 肌をキレイにする水

 私たちの生命と切っても切り離せない存在の「水」。そこにあるのが当たり前過ぎて、普段はあまり深く考えることのない水だが、効果的に老化や病気を防ぎ、健康で長生きするための「科学的な飲み方」があるという。『知られざる水の「超」能力』(講談社刊)を書いた、東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎さんに、水の持つ力や体に良い飲み方について教えてもらった。

◇   ◇   ◇

 肌をキレイにするためにも、水を活用しましょう。肌をキレイにする飲み方は次の通りです。

(1)硬度200から300程度の中硬水の水を、目覚めに1杯(1杯200ミリリットル)、寝る前に1杯飲む。

(2)さらに、アルカリイオン水を午前に2杯、午後に2杯飲む。

 美しい肌をつくるには、とにかく体内に水分を保つことが一番大切です。加えて、血管を軟らかくすることも必要です。

 第3回で「カルシウム・パラドックス」の話をしました。体内のカルシウムが減ると、骨や歯からカルシウムが溶け出して、動脈壁に付着してしまうのです。こうなると血管が硬くなり、肌にも悪影響を与えます。日ごろから中硬水を十分に飲んで、カルシウム不足を補っておきましょう。

 同時にアルカリイオン水を飲むのは、肉や魚中心の食生活で酸化している体を中和するためです。血液や細胞が酸化すると、体全体が疲れ、老化しやすくなります。若々しい肌であるためには、体は弱アルカリ性であることが望ましいですね。

 女性の場合、水太りするからと水分を避ける人もいるようです。これは誤解です。水をたくさん飲めば新陳代謝が活発になり、むしろやせる体を作れます。一時的に太ったと感じるかもしれませんが、余計な水はすぐに老廃物と一緒に排せつされますから、何も心配はいりません。

著者紹介

藤田紘一郎

藤田紘一郎(ふじた・こういちろう)

医師、東京医科歯科大学名誉教授

略歴
1939年中国・旧満州生まれ。東京医科歯科大学医学部卒。東京大学医学系大学院修了。金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学教授を経て現職。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。主な著書に『笑うカイチュウ』『恋する寄生虫』『清潔はビョーキだ』など。82年日本寄生虫学会賞(小泉賞)を受賞。2000年には日本文化振興会・社会文化功労賞を受賞。

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