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戦艦大和プラモが沈没直前を再現

「地上航行模型シリーズ 戦艦大和」(タカラトミー)

 就役からもうじき70年を迎える、旧日本海軍の戦艦「大和」。関連資料を集めた「大和ミュージアム」(広島県呉市)は2005年の開館から来館者が絶えず、早くも500万人を達成した。同館の10分の1模型は動かないが、タカラトミーが発売する模型「地上航行模型シリーズ 戦艦大和」は机の上を走らせることができる。九州沖に今も沈む大和の最期の2時間を再現するモードも備えている。

 戦艦「大和」のプラモデルはこれまでにいくつも売り出されてきた。「作り上げるよろこび」や「飾る楽しみ」を提供するプラモデル商品の中でも、巨大で精巧な「大和」は別格の扱いを受けてきた。だが、タカラトミーが9月30日に発売する「地上航行模型シリーズ 戦艦大和」(2万3100円)は、さらに「(動かして)遊ぶ」という快楽をそそのかす。

 模型を完成させた後に、赤外線コントロールで平らな所を走らせる楽しみが待っている。

 彩色済みの精密模型組立てキット「技MIX(ギミックス)」シリーズの新商品だ。少年時代にプラモデルに熱中した経験を持つが、今は、仕上げるまでに時間と労力がハードルになって始める決心がつかないという人向けに企画された。

 パーツを彩色済みで用意することによって、「久しぶり派」が最も面倒に感じがちな「仕上げの彩色作業」を不要にした。組み上げ作業に集中しやすい仕掛けだ。

艦橋部(左右舷灯が点灯)

 「戦艦大和」は700分の1のスケールで忠実に再現した。

 主砲をはじめとする可動部分のほとんどを、赤外線コントロールで動かせる。警笛や舷灯などの「音」や「光」も忠実に再現した。

 「地上航行模型シリーズ」は「船底に動力をつける」という発想が新しい。まるで水上を航行しているかのような滑らかで重厚感ある進みっぷりだ。

 航行可能なラジオコントロール機の場合、川や池などで走らせると、水没させてしまう心配があった。沈む「大和」を、為す術もなく見守るのは、かえってつらい。浮かべる場所を探す面倒や、運ぶ手間もあるり、たまにしか実際に航行を楽しむ機会がないのも、不満の種だった。

 しかし、室内での「航行」を可能にした「地上航行模型シリーズ」であれば、そんな心配は無用だ。余計な気兼ねなく、思う存分、畳や机の上で走り回らせることができる。

>>次のページでは、[巨艦の重量感を体感させる、こだわりの操作フィーリング]について語ります

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