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<浜村弘一>第2回 タッチペンが変えたゲーム市場

発売された任天堂の「Will」(千葉市美浜区)

 プレイステーション3(PS3)、ニンテンドーDS、Wii(ウィー)、Xbox360、プレイステーション・ポータブル(PSP)など続々と新しいゲーム機が登場してきた。ゲーム機業界は本格的に大人をターゲットに見据え始めている。続々と発売される大人向けゲーム。その動向やお薦めのゲームソフトを、ゲーム業界に詳しい浜村弘一さんに紹介してもらった。

◇   ◇   ◇

 ゲーム市場は2004年ごろまで伸び悩んでいました。その打開策として登場してきたのが、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」です。

 ソニー・コンピュータエンタテインメントの家庭用ゲーム機「プレイステーション2」の発売以降は、人気の高かったロール・プレイング・ゲーム(RPG、ストーリー性のあるゲーム)の続編の販売が続きました。その結果、以前のユーザーを満足させるためにどんどんゲームは複雑化していきました。しかし、その複雑さについて行けなくなる人が出てきてしまって、逆に「ゲーム離れ」という現象を招いてしまったんです。

 ゲームの操作方法も、かつては十字ボタンとA、Bボタンという少ないボタン数でプレーできたのに、最近はボタンが10個もあったりします。普通の人にはプレーできないレベルに上がりすぎてしまったのです。

 「ニンテンドーDS」は、複雑になりすぎたゲームへの1つの回答として、タッチペンで直感的入力ができるようにしました。それまでの複雑な操作から、ワンタッチの簡単操作へ変わったのです。まるで振り子が右の端まで振り切られ、これではイカンと真ん中に戻ってきた感じですね。

 任天堂の次世代ゲーム機「Wii(ウィー)」は、昔のファミコンとかスーパーファミコンのゲームをダウンロードして遊べるようになっています。ゲームソフトの値段も5000円前後と、ものすごく高いわけではありません。今まで据え置き型のゲームをやらなかった人が、とりあえず挑戦してみようと思える土壌ができつつあります。ゲーム経験がない人や、ゲームを卒業した人にアピールしようというのが、今のトレンドになっています。

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関連情報

  • 従来のゲーム攻略本とは違う、ゲームをしたことのない大人のために解説したゲームの紹介本『大人のDS活用シリーズ』の紹介ページはこちら

著者紹介

浜村弘一

浜村弘一(はまむら・ひろかず)

エンターブレイン社長

略歴
ゲーム雑誌の出版を手掛けるエンターブレイン社長。1961年大阪府生まれ。早稲田大学卒。雑誌「ファミコン通信」(現在の「週刊ファミ通」)創刊にかかわる。92年に編集長。2000年にエンターブレイン社長

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