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中津川市でフォークジャンボリー
1969年8月に開催された「全日本フォークジャンボリー」は日本初の野外フェスティバルとして日本音楽史に残る。現在の岐阜県中津川市にある椛の湖(はなのこ)畔で開催されたこの野外フェスは「中津川フォークジャンボリー」という名前でも知られる。その40周年を記念した「'09 椛の湖 FOLK JAMBOREE」が8月1日、同じ中津川市で開かれる。あがた森魚、五つの赤い風船、遠藤賢司、なぎら健壱といったあの頃の名前が参加アーティストの欄に並ぶ。東京・大阪からは参加ツアーも用意されている。
日本フォーク史に残る出来事だった。当時、地方での音楽イベントは興行師や興行会社が仕切るのが当たり前だったが、「全日本フォークジャンボリー」は地元・中津川の若者たちが実行委員会を組織し、手作りで運営・開催した。いわゆる草の根音楽フェス地方版の最初の成功例と言ってもいいだろう。
今回も地元有志が実行委員会を立ち上げて、開催に臨む。公式ブログ(記事末の[関連サイト]参照)には開催に寄せる思いがつづられているほか、過去のステージ写真も公開されている。
第1回が開かれた69年は、1月に東京大学安田講堂攻防戦があり、「ゲバ棒」が流行語になった年だ。「時には母のない子のように」(カルメン・マキ)、「風」(はしだのりひことシューベルツ)がヒットした年で、吉田拓郎のデビューシングル「イメージの詩 / マークII」発売は翌70年の事になる。「全日本フォークジャンボリー」が開かれた約1週間後に米国でウッドストック・フェスティバルが開催されている事を思えば、日本のフォークは進んでいたと言えるかも知れない。
69年の第1回移行、70、71年と3年連続開催され、以後は途絶えた。最後となった第3回は、参加者の数は2万人を超えたものの、ステージ上が観客の一部に占拠され、コンサートが続けけられなくなってしまい、混乱のうちにジャンボリーは終わってしまった。今回は38年ぶりの開催となる。
参加アーティストはほかに、「学生街の喫茶店」で有名な元ガロの大野真澄、第2回に飛び入り参加した加川良、元ピンクピクルスの茶木みやこ、「受験生ブルース」を作詞した中川五郎、「雪」「地下鉄にのって」などのヒット曲を持つフォークグループ「猫」、元ジャックスと元四人囃子の「早川義夫+佐久間正英」といったそうそうたる顔ぶれだ。五つの赤い風船、遠藤賢司、早川義夫らは第1回にも参加していた。
>>次のページでは、[ジャンボリー第1〜3回の伝説]について語ります
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